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前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)

症状

第1期
夜間、排尿のために何度か起きるようになります。とくに2回以上起きるときは、注意が必要です。
尿が出はじめるまでに時間がかかって、尿に塾勢いがなくなってきます。
第2期
排尿困難がひどくなり、いきまないと尿が出なくなります。
また、尿がすっかり出なくなって、夜、排尿に起きる回数もさらに増えます。残尿のため細菌感染が起きやすくなって、膀胱炎、副.炎を合併しやすくなります。この時期に飲酒、長時間座る、かぜ薬などの服用、冷えなどが加わると、まったく尿が出なくなることもあります(急性尿閉)。
第3期
残尿量がさらに増え、腎機能障害が心配になります。そのままにしておくと、膀胱がふくらみすぎて、意識しなくても尿がもれるようになります。


原因

アンドロゲン(男性ホルモン)が関与しているといわれていますが、はっきりとした原因は、わかっていません。60歳頃を境にして前立腺の内腺が増大し、前立腺の中央を走る尿道が、圧迫されるため、排尿困難が止じます。

診断

60歳以上で残尿感を訴えていれば、問診でだいたいの見当はつきます。
.から指を入れて前立腺を触診したり、血液検査で前立腺がんとの鑑別をします。また、尿道造影影、ウロダイナミックス(排尿機能の数量化)などを行います。
大切なのは前立腺がんの除外と、神経因性膀胱、尿道狭窄などの存在を見落とさないことです。


治療

治療は症状の程度と、前立腺の大きさで決まります。
第1期のものは、漢方薬、自律神経の薬などが用いられます。
第2期、第3期では、女杵ホルモン剤などを併用しますが、手術が必要となる場合があります。また、女性ホルモン剤はインポテンスになるなどの副反応があるので、慎重に用いなければなりません。
手術は、内視鏡的前立腺切除術(TUR-P)が上流です。これは尿道から器具を入れて、水を流しながら小さなメスで前立腺の内側(内腺)を削るものです。手術は1時間ほどで済み翌日から歩けますが、逆行性射精となることは覚えておく必要があります。
新しい治療法として、レーザーによる前立腺切除術、温熱療法、尿道バルーン拡張、尿道ステント留置があります。
前立腺が大きい場合は、開腹による前立腺切除術が選択される場合もあります。


経過・予後

TUR-P後、3週間は術後出血に注意します。この間は便秘に注意し、セックスや自転車の使用をやめ、禁酒してください。前立腺切除部分が粘膜できれいにおおわれるまでには、約2力月が必要です。
合併症として、尿道狭窄や副睾丸炎などを、起こすことがあるので、
治療後発熱したり、尿が出にくくなったりしたら、すぐに受診してください。
この病気は、術後、再発することは少ないのですが、前立腺の外腺が残っているので、前立腺症が発生してくることがあります。注意しましよう。


自分の体のことは、自分でしかわかりませんよね。
病院で診察を受けるときも、今の自分の症状を判断して情報を伝えるのは自分です。
正しい病気の知識(病気の症状、病気の原因、病気の対処法、病気の予防法など)を持って、
自分の体をしっかりと管理しましょう。

もしも当サイトに掲載している病気の症状や病気の原因を読んで、「もしかしたら自分はこの病気かもしれないな・・・」と思ったら、なるべく早めに病院に赴いて診察を受けるようにしましょう。
たとえ病気ではなかったとしても、自分が病気でなかったことを知ることで心身の負担が軽くなると思いますよ!
普段から自分の体と心に気を配ることが大切です。

「健康」であるというのは幸せなことです!
健康な体で、充実した毎日を送りましょう。


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