腰痛症(ようつうしょう)
症状
原因や病状により、痛み方はさまざま。腰のあたりに不快感や違和感、鈍痛があったり、立ち上がったとき少し痛むなど、あまりはっきりしない症状が慢性的に続くこともあるし、重いものをもち上げたり、引っ張ったり、腰をを急に伸ばしたり曲げたりしたときに、発作的に激しい痛みに見舞われることもあります。
「ぎっくり腰」と呼ばれるもので、とくに激烈なものは、歩くどころか這って動くことさえできない状態になり、痛む場所・範囲があまりはっきりしないものも、少なくありません。
内臓の腫瘍や炎症、結石などが原因となっている場合は、腰痛に加えてそれぞれの病気の症状があらわれるため、発熱、吐きけ、嘔吐、血尿などがみられ、骨や関節の病気とは違った兆候を閉示します。
●原因
背骨は脊椛という"ブロック一を30個ほど重ねて形成され、しかも真横から見てゆるやかにS字カーブを描いているため、上下左右前後から加わる力に柔軟に対応できますが、ときには圧力に耐えきれなくなることもあり、姿勢腰痛とか、静力学的腰痛などのの腰痛症が生じます。
腰の骨や神経、関節、筋肉などの病気や、姿勢からくるものもありますが、それとは別の原因で病気になることもあります。がんを含む骨の腫瘍、骨髄炎など骨の炎症、骨がもろくなる病気として注目を集めている骨粗鬆症、外傷による骨析、脊椎と脊椎の問でクッションの役割を果たしている椎間板に障害があるもの、椎問板ヘルニアにより脊椎と脊椎の間から出ている神経が、圧迫されているもの、脊椎分離症などにより推間関節に異常をきたしているもの、腰部筋筋膜炎のように脊椎をとりまく筋肉に障害があるもの、女性性器などの病気からくる痛みが腰痛として感じられたり、心因性の腰痛など、その原因・状態はさまざまです。
●診断・治療
痛む場所や痛み方をチエックする問診、視診、触診といったものが診断の基本。また、必要に応じてX線撮影、神経の働き貝合をみる神経学的検査、筋電図検査、血液・尿検査なども行い、確定的な診断の参考にするため、CTスキャンやMRI、脊髄や椎間板のところへ造影剤を注人して造影X線撮影なども行うことがあります。
治療の基本は安静を保つことで、ことにぎっくり腰など痛みが激しいときはとにかく、一番楽な姿勢をとってなるべく動かないようにすべきです。温湿布や冷湿布を使い分けることも効果があります。温熱療法は、とくに慢性化した腰痛に対してはこの方法が効果的です。痛みがとくにひどい場合には、消炎剤や鎮痛剤を用いることもあります。コルセットをつけると痛みが和らぐこともあります。
痛みが、ある程度おさまったときには運動療法もとり入れ、脊椎の周辺にある筋肉や背筋を鍛えることにより、脊椎への負担を軽くすることができるようになります。
これらの方法でどうしても治しきれないときや、症状がしだいに悪化していくようなときに限り、脊椎手術を行います。
●予防
日頃から腹筋・背筋を鍛えておくことが大切です。
ふとんやマットが柔らかすぎて寝たときに、腰の位置が沈み込むようなものは、腰に良くありません。
ハイヒールやかかとの硬すぎる靴も、よけいな負担を与えてしまいます。
長時間の立ち仕事や車の運転なども腰に悪いのですが、どうしても避けられない場合は、腰や関節がなるべく直角に曲がるような姿勢で腰かけ、まめに休憩をとって腰や関節を伸ばし、筋肉をほぐすと良いでしょう。
自分の体のことは、自分でしかわかりませんよね。
病院で診察を受けるときも、今の自分の症状を判断して情報を伝えるのは自分です。
正しい病気の知識(病気の症状、病気の原因、病気の対処法、病気の予防法など)を持って、
自分の体をしっかりと管理しましょう。
もしも当サイトに掲載している病気の症状や病気の原因を読んで、「もしかしたら自分はこの病気かもしれないな・・・」と思ったら、なるべく早めに病院に赴いて診察を受けるようにしましょう。
たとえ病気ではなかったとしても、自分が病気でなかったことを知ることで心身の負担が軽くなると思いますよ!
普段から自分の体と心に気を配ることが大切です。
「健康」であるというのは幸せなことです!
健康な体で、充実した毎日を送りましょう。