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涙嚢炎(るいのうえん)

原因

涙は目を洗ったあと、目頭から鼻の奥へ通じる涙道という通路を流れ落ちていきます。この通路の一部が何らかの原因で狭くなったりつまったりして、せき止められて溜まった涙液が涙のうを化膿させるのが涙炎という病気です。

症状

必要もないのに、涙が終始あふれ出るようになり、目やにの量も増えます。
また、目頭のしたあたりを指で押さえると、涙のうに溜まった膿が目のほうへ逆流してきます。
目や目の周囲が過剰な汚れに四六時中晒されているわけですから、わずかな傷でもできるとそこから細菌が入り込んで、炎症が他の場所へ広がるケースも少なくありません。結膜炎などの炎症を併発することが多く、炎症が角膜へ及んだ場合失明に至る危険もあるので要注意です。通常は慢性的に進行する病気ですが、急激な症状があらわれることがあります。


診断・治療

炎症を抑えるため、局所あるいは全身に抗生物質を用い、涙のうを洗浄し膿を洗い流します。程度が軽い場合はこれらの処置で治ることもありますが、たいていはこれらに加えて手術が必要です。


予防

鼻の病気や鼻の手術をしたあとにかかりやすい病気なので、それらの際には病後術後の経過などに注意します。
回復した後も医師によく見てもらうと良いでしょう。


自分の体のことは、自分でしかわかりませんよね。
病院で診察を受けるときも、今の自分の症状を判断して情報を伝えるのは自分です。
正しい病気の知識(病気の症状、病気の原因、病気の対処法、病気の予防法など)を持って、
自分の体をしっかりと管理しましょう。

もしも当サイトに掲載している病気の症状や病気の原因を読んで、「もしかしたら自分はこの病気かもしれないな・・・」と思ったら、なるべく早めに病院に赴いて診察を受けるようにしましょう。
たとえ病気ではなかったとしても、自分が病気でなかったことを知ることで心身の負担が軽くなると思いますよ!
普段から自分の体と心に気を配ることが大切です。

「健康」であるというのは幸せなことです!
健康な体で、充実した毎日を送りましょう。


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