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細菌性食中毒(さいきんせいしょくちゅうどく)
症状
潜伏期は2時問?10日。症状は急激にあらわれます。
サルモネラ腸炎…潜伏期は12?24時間で、発熱、下痢、吐きけ、嘔吐、腹痛と激しい下痢を主症状とする急性胃腸炎です。粘血便が出ることが多く激しい腹痛があり、ときには赤痢と間違えることも。
腸炎ビブリオ菌性腸炎…潜伏期は12?24時間。40度近い急な発熱、叶きけ、嘔叶、腹痛と激しい下痢です。
カンピロバクター腸炎…潜伏期は2?5日ですが10日に及ぶこともあり、頭痛、不快感、40度近い発熱、吐きけ、咄吐、腹痛、下痢などがおもな症状。下痢は水様のことが多く、便に血が混じることもあります。腹病はへその周囲にみられ、疼痛があります。
病原夫腸菌性食中毒…潜伏期は12?24時間。発熱と吐きけ、下痢、嘔吐がおもな症状です。
細胞侵入性大腸菌の場合は、赤痢の症状に似て粘血便があります。
毒素原性大腸菌の場合は腹痛だけで発熱はありません。便は軟便か水様便。
腸管出血惜人腸菌の場合は、血便と激しい腹痛がおもな症状。はじめは水様便に血液が少量況ざっているくらいですが、しだいに鮮血便が出てきます。
ウエルシュ菌性食中毒…潜伏期は12?24時間。下痢と腹痛がおもな症状。
嘔吐や発熱はほとんどみられません。
黄色ぶどう球菌性食中毒…潜伏期がたいへん短く食後2?4時間で腹痛、吐きけ、嘔吐、下痢の症状が出てきます。とくに吐きけと嘔吐はきついのが特微。
ボツリヌス菌食中毒…潜伏期は早いもので5?6時間、遅いものでも2?3日。悪心、嘔吐ではじまって枇
力低下、ものが、ニ重に見える、食べ物が飲み込めない、声がかすれてくるなどの神経麻酔の症状があらわれてきます。
重篤な場合は、呼吸困難になって死亡することもあります。
原因
細菌性食中毒の原因には細菌の感染やその増殖によるものと、細菌が出す毒素によるものがあります。
サルモネラ腸炎…肉類と卵(うずらの卵・鶏卵)はとくに注意が必要です。ほかにハム・ソーセージ、焼き鳥などの畜産食品も要注意。サルモネラの付着した肉や卵を使った食品、調理する人がサルモネラの保有者だったり、まな板からの汚染などにより起こります。ペットからの感染としてミドリガメが注目されています。
腸炎ビブリオ菌性腸炎…腸炎ビプリオ菌は海水中で大量に増殖し、魚や貝に付着して運ばれます。生の魚貝類、刺し身、寿司などが原囚となる食品の代表的なもの。調理器具や調理人の手を介しての汚染もあります。
カンピロバクター腸炎…鶏や牛、豚などの家畜、犬や鳥などが保菌しているカンピロバクターは少量の酸素があるところで増殖し、4度以下の温度のところではかなり長く生き続け、少量でも発症します。原因となる食品は鶏のささ身や焼き豚で、生肉や加熱が不十分な肉を食べたとき。サラダや生水なども要注意です。
病原大腸菌性食中毒…大腸菌は人の腸管内に常在する菌。細胞侵入性大腸菌は、腸の細胞内に侵入して赤痢のような腸炎を起こします。毒素原性大腸菌は、人間の腸管内で毒素をつくり、コレラのような下痢を起こします。腸管出血性大腸菌は、集団食中毒の形で出現しています。
ウエルシュ菌性食中毒…ウエルシュ菌は人や動物の腸管や土壌、食品などに分布。仕出し弁当や給食で食中毒を起こす例が多くみられます。肉だんご、シュウマイ、コロッケや魚貝類を使った煮もの、フライなどが原因食品として多いようです。
黄色ぶどう球菌性食中毒…黄色ぶどう球菌は自然界や人間の皮膚やのどなど、どこにでもいる細菌です。この菌が食品に入ると毒素を生産して食中毒を起こす原因になります。
また、調理する人の指の傷口などにもこの菌が繁殖していることが多いので、おにぎりや寿司などによる感染が多く、また、和菓子やシュークリーム、折り詰め弁当などによることもあります。
ボツリヌス菌食中毒・・・発生頻度は少ないのですが、細菌性食中毒のなかでは最も恐ろしいものです。米飯を発酵させた「いずし」や熊本の「からし蓮根」による食中毒がありました。
経過・治療
サルモネラ腸炎…最近この菌に有効な薬が開発されたので、比較的短時間で症状を鎮めることができるようになりました。
腸炎ビブリオ菌性腸炎…知時間で自然治癒することが多いので対症療法で治療を行います。最近抗菌剤も使われるようになり、症状の出る期間を短縮できるようになりました。
カンピロバクター腸炎…対症療法がおもな治療法ですが、症状が強い場合は抗生物質を用います。
病原夫腸菌性食中毒…2?3日で自然治癒することが多いようです。ただし、O-157のように重症化す
るものもあります。
ウエルシュ菌性食中毒…下痢はふつう24時間以内に正常に戻ります。症状が軽いので1?2日で自然に回復することが多いようです。
黄色ぶどう球菌性食中毒…激しい嘔吐のわりには症状の持続時間が短く、ほとんどのものが発病後2?8時間で症状がなくなります。
ボツリヌス菌食中毒…人工呼吸のできる病院に緊急人院し、抗毒素血清を注射して毒素を中和することが大切です。
予防
消潔への心がけが第一、食品の保存と調理に細心の注意を。
サルモネラ腸炎…集団中毒で起こることが多いので給食業者はネズミ、ゴキブリなどの駆除を行うとともに、手をよく洗浄することが大切です。卵や肉は加熱して食べるようにし、まな板はいつも清潔を保つようにしましょう。
腸炎ビブリオ菌性腸炎…食品の低温保存に注意を払い、魚貝類は短時間でも冷蔵庫に保存し、魚を調理したまな板で野菜などを切らないようにします。魚貝類は流水でよく洗ってから料理をするようにしてください。
カンピロバクター腸炎…熱に弱い菌なので加熱すれば大丈夫。まな板やふきんは清潔にし、調理する人の手はよく洗浄しましょう。
病原大腸菌性食中毒…調理する人はいつも手を清潔にし、食品の加熱は十分に。井戸の水などを料埋に使う場合は、定期的に水質検査を行ってください。
ウエルシュ菌性食中毒…いったん調理した食品はなるべく早く食べるようにしましょう。
黄色ぶどう球菌食中毒…食品は10度以下で保存して菌の増殖を防ぎます。手指は洗浄消毒をして清潔を保ち、化膿した傷がある場合は食品にさわらないようにしましよう。
ポツリヌス菌食中毒…家庭で缶詰めやびん詰めなどをつくるときは、材料をよく洗い、120度で4分以上
加熱しphを4・5以下にして菌を殺します。食品を乾燥させて増殖を防ぎ、食べる前に100度で十分加熱するようにしてださい。
自分の体のことは、自分でしかわかりませんよね。
病院で診察を受けるときも、今の自分の症状を判断して情報を伝えるのは自分です。
正しい病気の知識(病気の症状、病気の原因、病気の対処法、病気の予防法など)を持って、
自分の体をしっかりと管理しましょう。
もしも当サイトに掲載している病気の症状や病気の原因を読んで、「もしかしたら自分はこの病気かもしれないな・・・」と思ったら、なるべく早めに病院に赴いて診察を受けるようにしましょう。
たとえ病気ではなかったとしても、自分が病気でなかったことを知ることで心身の負担が軽くなると思いますよ!
普段から自分の体と心に気を配ることが大切です。
「健康」であるというのは幸せなことです!
健康な体で、充実した毎日を送りましょう。